左赤:おもちゃ電車
♂1♀3の計4人で、たま駅長に会いに和歌山まで行ってきました。
♀は3人ともB型の、名付けて個性派集団B'S(笑)、その引率をするのがO型乗り鉄、突っ込まれ担当のM。実に楽しい珍道中でした!
お目当てのたま駅長は、駅滞在中の30分間ずーっと寝てましたが、暑い昼間の成猫なんて普通そんなもんなんで、別に驚きもしなかったっすよ。人に見られっ放しだと疲れるに決まってるだろうしね。
しかし他のお客さんは皆あからさまにガッカリして、「せっかく見に来てやったのに寝てばっかかよ、あーあがっかり、しょーもな」とでも言わんばかり。
逆に「こんなガラスの中(駅長室)に閉じ込められてかわいそう」なんて言ってる声も聞こえてきたな。
人間って勝手ですね。
小さな子供や、猫の生態をよく知らない人はまだしも、いかにも猫ちゃん大好き!そうな人までそんな事言うなんて…ちょっと淋しいな。
ウチの実家の両親がまさにコレなんですわ、どんなに高級な猫も放し飼い派なのです。猫はしばりつけて飼うもんじゃない、家の中に閉じ込めたらかわいそう…って。
姐が「外で事故に遭ったり病気もらってきたりする方がよっぽどかわいそうだ、そんなに「猫可愛がり」したければ家から一歩も出さなきゃいいんだ」って何度言っても聞かない。それで何度も家出されたり、外で喧嘩して瀕死の重傷で帰ってきて「かわいそう」って泣いてる、我が親ながらヴァカですわ。
「かわいそう」って言葉、好きじゃない。
一見優しい人みたいな感じをうけるけど、ちゃうやん、かなりテメェの都合ですよね。無責任な言葉ですよ。
話それましたが、アップで表情が見たければ猫雑誌はいくらでもあるし、動く猫を見たければ動画サイトなんぼでもあるから見たらいい。生猫に触りたければ猫カフェにでも行けばいい。
これから訪れるお客さんは、可愛い電車やのどかな車窓や駅、それら全てを楽しんで欲しいな。
大阪から1時間ちょいで、こんなのどかな所に行けるのかーって、都会の喧騒に疲れた方はきっと嬉しくなりますよ。
田植え真っ最中の田んぼ、みかんや桃の果樹園、30分に1本の2両編成、小さな木造りの駅舎…。いいですよぉ。
そりゃあさぁ、電鉄会社にしてみれば、廃線寸前の赤字路線を救った猫なんだから、グッズ作って売ったりPRしまくるのは当然の話なので、そこを「せっかく来てやったのにどないなっとんねん」と責めるのはおかど違いってなもんよ。
たま駅長は気分で勤務なさるので、もし起きてたらラッキー☆ぐらいに思っといたらいい。どうしても活動的な場面を見たければ、気合入れて早起きして朝から行くとかして頑張ってみると確率高いよ。
そんな初対面の猫がいきなりすり寄って来るかっての、甘い甘い。
猫の事をよく知らない人に、猫飼い歴ン10年の姐がアドバイスをするとすれば、
猫は犬とは違い、見ず知らずの人に触られて嬉しい猫なんてまずいないですよ。うるさい音も嫌い、だから基本的に子供は嫌いです。
猫は決してフレンドリーな生き物ではなく、仮に一見人になついたりすり寄ったりする事があるとすれば、それは過去に「おいしい餌をもらった」「気持ちいい場所を撫でてもらった」自分に都合のいい経験があるからです。
犬は人と同等または人に従順で、家族の中で自分を「下から2番目」に位置付けますが、猫は違います。猫は人と同じ生き物=対等な立場、いやむしろ家で一番エライ(笑)主従関係などまず結んだりしませんので。